こどもの習い事や呆け防止にピアノが良い

ピアノはそれ一台で小さなオーケストラの役目を果たすことのできる誰にでも始められる楽器です。ピアノを弾くことによって、体には様々な恩恵を受ける事が出来ます。 まず一つが脳。脳科学者の間でも実際に証明されていることがいくつかあるようです。
テレビでもよく取り上げられ、なんと脳科学者の中で子供に一番習わせたいおけいこごとのNo.1にピアノがランキングしていました。
では、なぜ指を使うピアノが、脳に良いのは何故でしょうか？
ピアノを弾いたときの刺激は、左手は右脳、右手は左脳とそれぞれに影響します。ただ単に指を動かしているだけではなく脳にも影響しているのです。
幼児期は人の感情を司る右脳の発達が主となります。右手が利き手だという人が多く、左手を使う機会は右手に比べると少ないですよね。その左手をピアノでしっかりと使う事によって右脳へ良い影響を与えてくれる、ということなのです。

ピアノを弾くことは良いことだらけ

曲を理解する事で想像力が豊かになり、記憶力も向上します。
ピアノを習っていると、先生から「この曲はどんな曲かな？」「どんなイメージで、ここのパートは弾くべきかな？」など質問されます。反復練習をしていくうちに暗譜して、楽譜を見なくても弾けるようになっていきます。
それに加え、曲のイメージを自分なりに考えて広げていき、強弱をつけるなどして表現するという工夫も出来るようになっていく中で感情も豊かになります。また、ピアノを弾くことにより忍耐力、精神力、物事を順序立てて組み立てる力、情報処理能力、感情のコントロールが出来るようになり精神も安定し物事を落ち着いて判断できるようになります。
さまざまな曲を聞く事によって耳も鍛えられていきます。リズムをとることも、ピアノをひく上では大切になってくるので リズム感も備わります。

カノン音楽院のリトミックは「音楽教育」と「人間教育」を養います

音楽教育とは、音楽そのものの要素を一つ一つの栄養素とし五感を使いながら、さらには第六感と呼ばれる「筋肉運動感覚」を使いながら音楽を体全体で学びます。
筋肉運動感覚とは小さいときに一生懸命泳ぎの練習をした人が大人になって何十年ぶりに水に入っても泳げたり、自転車を久しぶりに漕いでも問題なく進むことができる感覚です。この感覚を利用して一生ものの音感を手に入れようとする、それが音楽教育的目的です。
では人間教育とはなんでしょうか？

社会生活をしていくために最低必要な力を養う「人間教育」

サッカーが上手になったり、英語が話せるようになったりすることは、一つの結果であり、そこに到達するために必要な、もっと基本的で潜在的な基礎能力を養うことこそ、子どもたちの将来を決定する重要な要素であると考えます。
それは、集中力であり、思考力、判断力、記憶力、創造力、表現力など、人間が社会生活をしていくために最低必要な力であり、誰もが潜在的に持っている力です。これらの力がバランスよく発揮されることにより、自主性や積極性が養われ、健全な心が育まれていくのです。
簡単に言うと、音楽を学ぶための基礎作りをするだけでなく、小学校に入ってから始まる学習するための器づくりをすることを目的としています。
めまぐるしく変化する環境に柔軟に対応できるような感性や感受性を持つことも、これからの社会生活をおくる上で大変重要なことだといえるでしょう。

21世紀に生きる子どもたちに求められる要素を養う

「黙っていても分かりあえる」とか、「みんなと違うことは、居心地が悪い」などという今までの考え方は通用しない時代に突入しようとしています。他との違いを認め、きちんと自己を表現できることこそ、21世紀に生きる子どもたちに求められるものであり、「生きる力」につながる大切な要素でもあります。
カノン音楽院のリトミックは、21世紀をしっかりと見据え、これからの社会が子どもたちに要求するであろうあらゆる試練に耐えうるだけの基礎能力の掘り起こしをおこないます。また、それらのバランスよい伸長を第一の目的にし、音楽を使って、身体的・感覚的・知的に優れた子どもたちの育成をめざします。